こんにちは、発達が遅い1児を育てている母のNobukoです。
皆さんはNHK受信料支払っていますか??
私は引っ越して早々「NHKの受信料を支払ってください」と訪問員の方がきて、その場で契約。
支払いは「口座振替」を選択し、訪問員の方が持っていた小型の機械でキャッシュカードを読み取り、
その場で全て完結しました。
今思えばその訪問員の方が本物だったから良かったものの、
詐欺師だったら簡単にお金を騙し取られてました。
身分証明確認は念入りに行い、インターホン越しでお話しすることをおすすめします。
2020年度末の受信料の推計世帯支払い率は、全国値で80.3%となりました。
2020年度は感染拡大の影響を受け、年度初月から全国で訪問活動を停止していたことが原因で
支払い率が低下したようです。
このページでわかること
・「NHK受信料」の正体
・NHKについてあまり知られていない制度
・NHK受信料を支払わないとどうなるのか
NHK受信料について
「NHK受信料」はなぜ払わなくてはいけないの?
NHKの受信料はNHKの放送を受信できるテレビ(チューナー内臓パソコン、ワンセグ対応端末などを含む)を
設置した人に結ぶ「放送受信契約」というものがあります。
(受信契約及び受信料)
出典:一般財団法人情報通信復興会 https://www.dsk.or.jp/dskwiki/index.php?放送法第64条
第六十四条 協会の放送を受信することのできる受信設備を設置した者は、協会とその放送の受信についての契約をしなければならない。ただし、放送の受信を目的としない受信設備又はラジオ放送(音声その他の音響を送る放送であつて、テレビジョン放送及び多重放送に該当しないものをいう。第百二十六条第一項において同じ。)若しくは多重放送に限り受信することのできる受信設備のみを設置した者については、この限りでない。
2 協会は、あらかじめ、総務大臣の認可を受けた基準によるのでなければ、前項本文の規定により契約を締結した者から徴収する受信料を免除してはならない。
3 協会は、第一項の契約の条項については、あらかじめ、総務大臣の認可を受けなければならない。これを変更しようとするときも、同様とする。
4 協会の放送を受信し、その内容に変更を加えないで同時にその再放送をする放送は、これを協会の放送とみなして前三項の規定を適用する。
この「放送受信契約」にもとづき、
「放送受信料を支払ってください」と言ってくるわけなんですね〜
放送受信契約の種類
・「地上契約」・・・地上放送のみを受信できる場合
・「衛生契約」・・・衛生放送を受信できる場合
・「特別契約」・・・自然の地形による難視聴地域または電車などにおいて衛生放送のみを受信できる場合
私は衛生放送は見ていないので「地上契約」のみです。
放送受信契約は世帯ごとに結ぶ
放送受信契約は世帯ごとに結びます。
一つの住居に複数台テレビがあったとしても、契約は1つで大丈夫です。
住居が複数ある場合は、住居ごとに「放送受信契約」が必要
「放送受信契約」が必要な人の例
・親元を離れて暮らす学生
・単身赴任の方
放送受信料
支払い方法
・口座振替
・クレジットカード
・継続振り込み(払い込み用紙使用の支払い)
契約種別 | 支払区分 | 月額 | 2か月払 | 6か月前払額 | 12か月前払額 |
---|---|---|---|---|---|
衛星契約 | 口座・クレジット | 2,170円 ▲60円 | 4,340円 ▲120円 | 12,430円 ▲300円 | 24,185円 ▲585円 |
継続振込等 | 2,220円 ▲60円 | 4,440円 ▲120円 | 12,715円 ▲300円 | 24,740円 ▲580円 | |
地上契約 | 口座・クレジット | 1,225円 ▲35円 | 2,450円 ▲70円 | 7,015円 ▲175円 | 13,650円 ▲340円 |
継続振込等 | 1,275円 ▲35円 | 2,550円 ▲70円 | 7,300円 ▲175円 | 14,205円 ▲340円 |
・放送受信量料は、2ヶ月を単位とした期ごとに支払う
・6ヶ月、12ヶ月の前払いの放送受信料額は、それぞれ5%、7.6%の割引
・口座振替、クレジットカードなど継続払いの場合、年間最大2,560円お得
新規契約時において口座振替またはクレジットカード等継続払いの届けがない場合、初回のみ現金払いです。
解約したいとき
テレビを設置した住居に誰も居住しなくなる場合や、廃棄、故障などにより、
放送受信契約の対象となるテレビがなくなった場合はNHKに連絡し、解約手続きを行えます!
解約の流れ
解約するのって大変なイメージあったけど、簡単そう!
NHKの意外と知られてないサービス
割引制度
①同一の放送受信者が複数の放送受信契約を締結している場合
②同一生計である複数の方がそれぞれ放送受信契約を締結している場合(学生、単身赴任など)を対象
2契約目から、受信料半額になります。
衛生契約の放送受信料をケーブルテレビなどの利用料と一緒に支払い
ケーブルテレビなどがNHKへ一括して支払うことで、
衛生受信料が割引される制度。(「継続振り込み料」料額から、一月あたり200円の割引)
「衛生契約」または「特別契約」の合計件数が10件以上である放送受信契約者が
支払い期間を同じくして、口座振替または継続振込により一括して放送受信料を支払う場合、
支払い区分か継続振込などの料額からひと月あたり割引になる制度
全額免除が適用される件数を除きます。
10〜49件 200円
50〜99件 230円
100件以上 300円
事業所など住居以外の場所に設置するテレビについて、同一敷地内に設置したテレビすべてに
必要な受信契約を締結し、一括して放送受信料を支払う場合
2契約以降の放送受信料の半額が適用
放送受信料の免除
・公的扶助受給者
・市町村民税非課税の身体障害者
・市町村民税非課税の知的障害者
・市町村民税非課税の精神障害者
・社会福祉事業施設入所者
・視覚・聴覚障害者
・重度の身体障害者
・重度の知的障害者
・重度の精神障害者
・重度の戦傷病者
NHKプラス
「NHKプラス」は、NHKの地上放送の番組をインターネットで視聴できるようにしたサービスです。
簡単にいうと、NHKの見逃し配信サービスです!
子供にEテレを見逃し配信で見せることができて助かっています!
NHKプラスでできることは主に2つあります。
「常時同時配信」とは総合テレビとEテレで、放送中の番組を同時にインターネットで配信するものです。
埼玉県、千葉県、東京都および神奈川県の南関東エリアで放送される地上波テレビ番組を対象に
配信を開始しています。(通信回線を経由なので、数十秒程度、放送から遅れることがあります)
また、同時配信の対象となる番組は、その番組の放送が終わるまでの間、番組の冒頭や途中から
再生できるようにしたサービス「追いかけ再生」が利用できます。(一部で追いかけ再生の対象外となる番組もあります)
同時配信した番組などを放送終了後1週間程度まで、いつでも見られるようにしたサービスです。
同時配信の対象番組に加えて、同時配信の対象ではない時間帯に放送された番組も
インターネットで提供する権利を確保できたものなどは見逃し番組配信で提供されます。(同時配信された放送番組でも、一部、見逃し番組配信の対象外となる場合があります。)
NHKプラス登録方法
こちらのサイトhttps://pid.nhk.or.jp/account/receipt/condition.doでメールアドレスを入力すると
登録したメールアドレス宛にメールが届きます。
入力内容は
・NHKプラスID、パスワード、秘密の質問と答え
・受信契約者氏名、住所、電話番号(任意)、お客様番号(任意)
ハガキを送るのは、確実に受信契約者ご本人様からの申し込みであることを確認するためです。
さらに追記すると、受信契約者に「なりすまし」てIDを
不正使用されるのを防止するため、
ID登録された方に確認ハガキを送付し、2要素で認証をとる形をとっています。
確認コードの入力はひとつのIDで一回だけ行います。
1つの放送受信契約に対し、登録できるIDは1つまですが
ひとつのIDさえあれば、同時に5画面まで、受信契約者と同一生計全員で視聴できます。
一台一台、確認コードを入力する必要はありません。
NHKオンデマンド
実はNHKプラスとは別に、もう一つ動画が視聴できるサービスがあります。
それが「NHKオンデマンド」です。
「NHKオンデマンド」も番組配信サービスの一つでNHK受信料とは別に利用料金が必要で有料です。
サービス内容では、視聴可能な番組や期間、画質が異なります。
提供する放送番組自体については、NHKプラスは地上テレビ放送(総合・Eテレ)が対象ですが、
NHKオンデマンドは衛星放送も対象です。
NHKプラスとNHKオンデマンドでは、インターネットで提供する際の権利確保の状況の違いなどにより、
それぞれのサービスだけで提供する番組もあります。
「NHKオンデマンド」VS「TVer」
見逃し配信サービスTVerとは
在京民放5社(日本テレビ、テレビ朝日、TBSテレビ、テレビ東京、フジテレビ)
共同出資して作った見逃し配信サービスのことです。
TVerとは民放テレビ局がひとつになったもの!
・ドラマ
・バラエティ
・報道
・ドキュメンタリー
・アニメ
・スポーツ
・地方局(NHKなど)も視聴可能
・一部の環境・番組で字幕も見れる(テレビアプリでは対応していない)など350種類。
上記これらの番組が
PC/スマートフォンアプリ/タブレットアプリ/テレビアプリで無料で見れます!!(海外では視聴不可)
特記事項
・アプリのダウンロードは無料 TVerアプリ
・会員登録不要(解約の必要もなし)
・配信中の番組は番組一覧から見ることができる https://tver.jp/lineup/
・エリアごとの番組表も見ることができる
・配信期間は、番組放送終了から約7日間です。その間なら、何回も繰り返し視聴可能(番組終了から配信までは時間かかることがあります)
・運営が広告料で成り立っているため、広告をスキップすることはできない。
「NHKオンデマンド」と「TVer」は何が違うの?
NHKオンデマンドはNHKの番組に触れてもらう機会を増やすためのもの。
一方のTverは放送の視聴と公共放送の理解増進につなげることを目的として、
5番組から10番組に限定した配信を放送後1週間程度行っています。
改正放送法では、「他の放送事業者に必要な協力をするよう努める」とされており、
TVer経由のNHK番組の配信は、その趣旨を踏まえたものと考えているそうです。
NHK受信料を支払わないとどうなるのか
「放送受信契約」という法律はあるものの、契約違反をしても「罰則」はありません。
しかしNHK側からみるとそれでは困るので、
まだ契約が済んでない方や、支払いが滞っている方に向けて受信料制度について理解してもらえるよう
電話・訪問・文書などによる「支払いのお願い」を積極的に行なっている様子。
受信料を公平に負担してもらうため
設置確認メッセージ、外部法人事業者の活用、他企業のなどの
連携を行なっているようです。
理解が得られない場合、裁判所を通じた法的手続きの実施があります。
まとめ
今回はNHK受信料を支払っている方も、そうでない方も、また、支払いたくない方も
NHKの受信料についてちょっと知れる記事を書きました。
今回の記事は決して「NHKの受信料」を支払おうと促すために書いたわけでなく
「支払いたくない」と思っている方もNHKの受信料のことを知り、
そこから何か対処できることがあるのかなと思いました。
確かに他の番組を観ていてもとられることのない受信料。
なぜNHKだけが?という疑問が残りますが、私は割とNHKを見ているのであまり気にしていません。
受信料を払っているからこそ、できていることもあるようで
災害時は24時間体制、手話ニュースや字幕で障害者の方の暮らしを支えたり
世界をリードする放送技術の開発を行なっています。
それぞれが納得できる選択が取れたら良いです!
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