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【ブドウ糖負荷試験の再検査】1週間食生活を改めて乗り切った方法

こんにちは、発達が遅い1児を育てている母のNobukoです。

妊娠中期検査項目に、「ブドウ糖負荷試験」というものがありました。

「ブドウ糖負荷試験」とは血糖値を調べ、「妊娠糖尿病」かどうか調べる検査です。
私はその検査に引っかかり、再検査を受けることになりました。

このページでわかること
・「ブドウ糖負荷試験」について
・「妊娠糖尿病」について
・「ブドウ糖負荷試験」再検査になったときの乗り越え方
・「ブドウ糖負荷試験」再検査の内容

目次

ブドウ糖負荷試験(ブドウ糖50g)

ブドウ糖負荷検査とは
通常通りの食事をとった状態で「ブドウ糖50g」を摂取し、摂取直後と1時間後に血液を採取し血糖値を調べます。

Nobuko

ブドウ糖は、瓶に入った甘いサイダーみたいなものをストローで飲みました。普通に美味しかったです。

検査が行われる時期は妊娠7ヶ月ごろ(妊娠中期24〜27週)で私は27週に入ってちょうどに検査し、
費用は妊娠中期検査(50g GCT(糖負荷検査))貧血、成人T細胞白血病と全部で合わせて2000円かかりました。

検査パスの基準

血糖値の数値が140mg/dl1以下ならOK!

私は血糖値「164」という高い数値を叩き出し、その場で再検査決定しました。
看護師さん曰く、結構引っ掛かる人が多いから心配しなくて良いと言われたけど
不安でたまらなかった。

実は妊娠初期にも必ず血糖値を測り検査をしています。
その方法はいつも通りの食事を取った状態で血糖値を測る(随時血糖法)と
直前の食事を食べない状態で行う(空腹時血糖検査)があります。


妊娠初期では正常時だった血糖値も
周期が進むにつれ、血糖を下げるインスリンというホルモンが効きにくくなるので
妊娠中期に再度、今度はブドウ糖を用いて妊娠糖尿病になっていないか確かめます。
これがブドウ糖負荷試験!

Nobuko

妊娠初期に行った空腹時血糖検査の血糖値は74(基準値:空腹時70〜109mg/dl)と正常でした。
もしもこのとき高い数値を出してたら、ブドウ糖負荷試験やっていたのかな。

妊娠糖尿病

血糖値をコントロールしにくくなる糖代謝異常の状態を「妊娠糖尿病」といいます。

妊娠糖尿病は妊娠したことで糖尿病になることが多いため産後は血糖値が正常に戻る場合がありますが
妊娠糖尿病になったママさんは20〜30年後糖尿病になるともいわれています。

ここで取り上げている「妊娠糖尿病」は妊娠した後に発覚したもの。
もともと糖尿病だった方が妊娠した方は「糖尿病合併症」といい「妊娠糖尿病」には分類されませんが
より厳密な血糖値コントロールが必要になります。

妊娠糖尿病になる原因

どの妊婦さんも妊娠をすると、胎盤から分泌されるホルモンの影響で血糖値が上りやすくなります。

赤ちゃんに栄養を送ろうと
胎盤からインスリンを抑える酵素が発生する際、この酵素が必要以上に多く発生してしまうと
インスリンが血糖値を抑えることができずに、妊娠糖尿病になってしまいます。

原因をまとめると

血糖値が上がりやすい
脂肪がつきやすい
インスリンを抑える酵素が発生することで通常よりも糖尿病のリスクが高まります。

妊娠糖尿になる人の割合

妊婦さん全体の7〜8%、8人に1人になると言われています。
妊娠糖尿病は妊娠中の病気の中でもかかりやすい病気の1つです。

妊娠糖尿病になりやすい人

・肥満(脂肪組織はインスリンの働きを抑える「サイトカイン」という物質を分泌します)
・糖尿病の家族暦のある人
・高齢妊娠(35歳以上の方)
・巨大児既往のある人 など

産後自然に治ることが多いとはいえ
度妊娠糖尿病になってしまうとなっていない人の7倍リスクが高まるほか、
次の妊娠時にも妊娠糖尿病になりやすいです。

産後6〜12週間後、糖負荷検査をうけ、妊娠糖尿病が治っているか診てもらう必要があるのと同時に
その後も定期的な検診が必要になってきます。

Nobuko

8人に1人はひと事は思えない数字・・・
妊娠糖尿病になると今後ママさん・赤ちゃんの合併症だけでなく、赤ちゃんにまで将来糖尿病、メタボリック症候群にもなりうるため
本当に気をつけないと。

妊娠糖尿病の症状

自覚症状がないのがこの病気の恐ろしいところ。妊娠糖尿から起こる合併症が一番怖いです。

ママさんにおこる合併症

・妊娠高血圧症候群
・羊水量の異常
・肩甲難産
・網膜症
・腎症     など

肩が引っ掛かり難産になる「肩甲難産」は帝王切開になるリスクが高いです。

赤ちゃんにおこる合併症

・流産
・形態異常
・巨大児
・心臓の肥大
・低血糖
・多血症
・電解質異常
・黄疸
・胎児死亡   など

Nobuko

血糖値のコントロールが不十分であるがゆえ、
赤ちゃんに必要以上の栄養を送ってしまうことで
赤ちゃんが大きくなる巨大児も、分娩時に肩が引っ掛かり「肩甲難産」に繋がり結果的に帝王切開になる可能性があります。

食事療法は妊娠中の血糖コントロールの基本

できるだけ健康な妊婦さんと同じ血糖値を目標とした治療が行われます。

世界的に推奨されている血糖値

食前血糖値100mg/dL未満
食後1時間140mg/dL1未満
食後2時間120mg/dL1未満

この血糖値を達成するためには、外来で血糖値を測るだけでは不十分

血糖値を自分で測定し、コントロールしていくことが大事になってきます。

妊娠時の摂取しても良いエネルギー量を算出し規則正しい食事をすることから始め、
それでも改善が見られない場合は分割して食事を取る(分割食)

糖尿病や妊娠糖尿病の妊婦さんの標準的なダイエットは、正常妊婦さんの必要エネルギー量の30%カット程度の
食事制限を行い、それ以上の過度な制限は行いません。

妊娠中の理想のダイエット3箇条

・ママと赤ちゃんが健全に妊娠を維持するのに必要なエネルギーを供給
・食後の高血糖を起こさない
・空腹時のケトン体産生を亢進させない

分割食ダイエット

・通常の3回食を4〜6分割に分けて食事する
・おやつや夜食を分割する
・ヨーグルト、小魚、アーモンドなど血糖値を緩やかに上昇させる食べ物を間食に取り入れてみる

食事療法の効果が見られない場合には、インスリン治療が必要です。

通常のインスリン治療でうまく血糖値がコントロールされない場合には次のステップへ↓↓

  • インスリン頻回注射療法(インスリンの基礎量と追加量を補充)
  • インスリン持続皮下注入療法 が行われます。

妊娠中は、インスリンが効きにくい状態に陥るため、妊娠後期には妊娠初期のおよそ2倍に達することもありますが
産後には減量あるいは不要になります。
インスリンは胎盤を通さないので赤ちゃんにインスリンの影響が出ることはありません。

「ブドウ糖負荷再試験」を乗り切るためにやったこと

妊娠中の体重増加ペースを知り全体像をイメージする。
それができたら自分の適正なエネルギー摂取量を知り食生活を改めます。

妊娠時の体重増加の割合

・赤ちゃん・・・3kg
・胎盤・羊水・・・1kg
・子宮の増大、皮下脂肪、血液量増加・・・1〜2kg

Nobuko

妊娠中の脂肪の割合はそんなに多くない・・・

Nobuko

ブドウ糖負荷検査が行われた妊娠中期(16〜27週)以前は
何も気にせず食事をとり検査が行われる2ヶ月前からの1ヶ月間で
体重3kg増えました。
体重は自己申告で比較的体重管理のゆるい産院でしたが
このときばかりは先生に軽く注意を受けました。

少しづつ体重が増えていく分には赤ちゃんも順調に育っている証で良いのですが
急激な体重増加はやはり「妊娠糖尿病」や「妊娠高血圧症候群」を誘発する危険性あり

体重増加目安は、妊娠前のBMI値で判定します。

BMI(Body Mass Index)はボディマス指数と呼ばれ、体重と身長から算出される肥満度を表す体格指数です。子供には別の指数が存在しますが、成人ではBMIが国際的な指標として用いられています。健康を維持するためは日頃からBMIを把握することが重要です。

keisan生活や実務に役立つ情報サイトより引用 

BMI計算はこちらを参照してみてください。https://keisan.casio.jp/exec/system/1161228732

妊娠前のBMI値体型目標体重
〜18.5痩せ型10〜12kg
18.5〜24.9標準型7〜10kg
25〜肥満型5〜6kg

私はもともと痩せ型だったので目標体重は10〜12kg。しかしこれはあくまで目標であり
最大値の12キロまで増えてもいいという意味ではありません。

妊娠中の体重増加ペース(目安)

・妊娠初期・・・+2kg未満(1ヶ月300〜500gペース)
・妊娠中期・・・+5kg  (1ヶ月1~2kg未満ペース)
・妊娠後期・・・+3kg  (1ヶ月1kgペース)

妊娠中の適正なエネルギー量

身長(m)×身長(m)×22=標準体重
標準体重(kg)×30kcal +付加量

付加量

妊娠初期(16週未満)50kcal
妊娠中期(16〜28週未満)250kcal
妊娠後期(28週以降)450kcal

①自分の標準体重<身長(m)×身長(m)×22>を計算する
②標準体重が出たら、×30をして、妊娠週数に合わせた付加量を足す

もともと妊娠前からふくよかだった方は、付加量を加算しない場合もあるので
担当医師と一度よく相談することをおすすめします

「食事内容を見直す」でやったこと

・朝食は必ず食べる(食べない日もあったので、食事をした時に血糖値がぐんと上がらないようにしました)
・昼食は多め、夕飯は少なめを徹底する

食事内容

朝:おからヨーグルト(レシピはこちら)、スープ(レシピはこちら

昼:スープ、豆腐、納豆、玄米、ゆで卵

夜:スープ、おかず

妊娠中の雑なお昼の写真です。

おからヨーグルト

レシピはおからヨーグルトで簡単ダイエット!医師監修「やせホルモン」増加レシピを参考にしています。

材料

・おから
・無糖ヨーグルト

おからパウダー大さじ2無糖ヨーグルト大さじ8を混ぜる
②まとめて作る場合は1:4の割合です。

Nobuko

おからパウダーは腹持ちがいいし、良質なタンパク質が含まれていて言うことなし。妊娠中便秘にもなりやすいので、
便秘対策にヨーグルトべられ一石二鳥。

ダイエットスープ

レシピは脂肪燃焼!ミラクルダイエットスープ♪を参考にしています。

材料(大きいお鍋1回分)

玉ねぎ3個
ピーマン1個
セロリの茎太め1本
キャベツ大半分
ホールトマト1缶
固形コンソメ2個
塩胡椒適宜

①野菜は食べやすい大きさに切り、コンソメ、潰したホールトマトを鍋に放り込む。
②ひたひたのお水を入れ10分からお好みの硬さになるまで煮る!
③塩胡椒で味を整える。

Nobuko

野菜がいっぱい入ってるので栄養抜群。
飽きたら味を変えてみたり具材を変えてみた理できるのも良いですね。
つわりがひどい方もスープなら飲みやすい!

ブドウ糖負荷試験、再検査は75gのブドウ糖を摂取

ブドウ糖負荷検査(ブドウ糖75g)とは
朝食を食べない状態でブドウ糖75gを摂取し摂取直後・1時間後・2時間後の血液を採取し血糖値を調べます。
私の通っていた産院では、前日の夜23時以降から当日の朝食まで飲食不可、水のみOKでした。(検査は朝9時から)

再検査が行われる時期は
妊娠7ヶ月ごろ(妊娠中期24〜27週)・・・ブドウ糖負荷検査(ブドウ糖50g)の1週間後で
再検査の費用は900円かかりました。

妊娠糖尿病だと判断される基準値

空腹時血糖検査血糖値92mg/dl以上
ブドウ糖負荷テスト(1時間後)血糖値180mg/dl以上
ブドウ糖負荷テスト(2時間後)血糖値153mg/dl以上

上記の値が一つでも当てはまるとアウトです。

Nobuko

再検査の結果パスできました!!!

再検査の結果

・空腹時血糖検査        血糖値74mg/dl

・ブドウ糖負荷テスト(1時間後)血糖値146mg/dl

・ブドウ糖負荷テスト(2時間後)血糖値120mg/dl

Nobuko

2時間以上病院で待機しなければならないので
何か時間潰しできるようなものを持っていくと良いです。
私はそれどころではなく、あっという間に時間が過ぎました。

まとめ

再検査まで1週間程度しかありませんでしたがやれるだけのことはやって再検査に挑み、パスできました。

検査結果は翌日中にわかるので「もし検査に引っ掛かれば電話します」と看護師さんから言われました。
連絡がないことを祈ったのを今でもよく覚えてます。

もし糖尿病になっていたらと思うと今でもゾッとします。

もし妊娠糖尿病と診断されたら運動療法があまりできないためまずは食事療法(一回の食事量を減らし、食事と食事の合間におやつを食べる)を行います。

血糖値のコントロール指導も含めた治療のため入院もしなければならないかもしれません。

1ヶ月で体重3kg増加してしてしまった過去の食事を見直すと
「カロリー高いもの」「甘いもの」結構食べていましたし、生活も不規則でした。

妊娠中だけでなく日頃の食生活が大切なんだと改めて実感しました。

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